石井さん追加_不登校によくある10の心理と、親にできる3つの対応

不登校によくある10の心理と、親にできる3つの対応

不登校のお子さんのための個別指導塾・キズキ共育塾の岡田和哉です。

あなたは、「不登校のお子さんの心理や適切な対応がわからない」「不登校のわが子の心理を理解したい」などとお悩みではありませんか

私は高校時代に不登校になったのですが、私の両親も私の心理状態を理解できずにとまどい、親子で対立してしまうこともよくありました。

不登校の子どもには、「よくある心理」があります。

そこで今回は、「不登校のお子さんによくある心理」をご紹介した上で、「親にできる、お子さんのための対応方法」をお伝えします

お子さんが「不登校の次の一歩」に進むための一助となり、親であるあなたのお悩みを少しでも減らすことができれば幸いです。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
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KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2025年11月現在16校+オンライン校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2025年9月現在9校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / 不登校ジャーナリスト 石井しこう

いしい・しこう。1982年東京生まれ。不登校ジャーナリスト。
中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校に。同年、フリースクールへ入会。
19歳からはNPO法人で、不登校の子どもや若者、親など400名以上に取材を行なうほか、女優・樹木希林氏や社会学者・小熊英二氏など幅広いジャンルの識者にも不登校をテーマに取材を重ねてきた。
現在はNPOを退社し不登校ジャーナリストとして講演や取材、「不登校生動画甲子園」「卒業式をもう一度」の開催などイベント運営などでも活動中。【Yahoo!ニュース 個人】月間MVAを二度受賞。著書に『学校に行かなかった僕が、あのころの自分に今なら言えること』(大和書房/2025年5月刊行)、『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』(ポプラ社)。

【寄稿など(一部)】

AERAdot」「プレジデントオンライン」「東洋経済オンライン」「FRaU」など多数

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2025年6月現在、全国に17校とオンライン校(全国対応)がある。

共同監修・石井志昂氏からのアドバイス

お子さんの心理を知れば、状況は好転していきます

学校への登校しぶりがなぜ起きているのかを、その心理をお子さん本人がしっかり説明できることの方が少ないです。
不登校当時の心境を正確に説明できるのは、経験してから10年後からだと私は思います。
お子さんの心境は、推測するしかありません。しかし、その気持ちや心理を知ることで、状況は好転していきます。

不登校の子どもの心理10選

この章では、キズキ共育塾の知見に基づき、不登校の子どもによくある心理を10個ご紹介します。

心理①学校の全部が嫌なわけではなく、一部が嫌だ

学校の全部が嫌なわけではなく、一部が嫌だ

不登校の子どもは、学校の「全て」が嫌なわけではない場合があります。

  • 部活には出られるけど、授業には出られない
  • 授業は大丈夫だけど、休み時間にどう過ごせばいいのかわからない

このように、学校の一部に何か嫌な時間や場所があって、不登校になっているということです。

心理②一人ぼっちはいやだけど、集団の中でどう振る舞えばいいのかわからない

次のように、学校で友達をつくれない心理、うまく人と関わることができない心理が不登校の原因であることがあります。

  • 友達はほしいし、一人ぼっちになりたくない(一人ぼっちだと思われたくない)
  • だけど、自分からどうやって友達をつくればいいのかわからない、声の掛け方もわからない

よく聞く話としては、「年度の初めにうまく友達がつくれず、仲よしグループが固定したころに学校にいづらくなった」というものがあります。

心理③勉強はしたいけれど学校ではしたくない

勉強はしたいけれど学校ではしたくない

(将来のために)勉強はしたいけれど、学校の授業が合わない、授業についていけない、先生と相性が悪いなどの心理があって不登校になるケースです。

勉強だけについて言えば、学校以外での勉強の場(塾・家庭教師など)をつくることで対応できます。

心理④クラスメイトと仲よくしたいけれど話題が合わない

クラスメイトと仲よくしたいし、話題が合う人とは話せるはずなのに、話題が合う人がいなくて苦しい、という心理です。

例えば、「周りはアイドルや芸能人の話が多いけれど、自分は興味がないので話についていけない」などです。

ご家庭が厳しく、テレビ・漫画・ゲームなどを禁止しているために友達の話題に入れないという子どももいます。(このようなご家庭は、適度にテレビやゲームを許可することも必要です)

逆に、「自分はアイドルの話をしたいけれど、周りは真面目な話題ばかり」というパターンもあるでしょう。

特に「教育熱心なご家庭のお子さんが、いわゆるヤンキー校に入る」「そんなに勉強熱心ではないのに、真面目な私立校に合格して入学した」場合などに見られます。

心理⑤特定の先生を苦手に思ううちに、他の先生や学校そのものも苦手になった

特定の先生を苦手に思ううちに、他の先生や学校そのものも苦手になった

ある先生(の授業)を苦手に思ううちに、他の先生、クラスメイト、学校そのものに苦手さを覚える心理状態になることがあります。

「あの先生(あの科目)の苦手さが、学校の他の『楽しさ』を全部上回るから、行きたくない」というパターンもあります。

例えば、「体育(の先生)が苦手」→「体育がある日は学校に行きたくない」→「体育の先生と顔を合わせるのも嫌だし、他の人は体育を面白そうに過ごしているから気が合わない」→「学校そのものが嫌だ」となっていくようなケースです。

私たちキズキ共育塾は、不登校のお子さんのための完全個別指導塾です。進路/勉強/受験/生活などについて、無料相談ができます。各種受験の合格実績多数。お気軽にご連絡ください。

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心理⑥周りに合わせることに疲れてしまった

周囲に自分を合わせようとするあまり、疲弊してしまうケースです。

次のような例があります。

  • クラスメイトが楽しそうに話す「芸能人の話」についていこうとしているが、やはり興味が持てず(自分に合わず)、苦しい
  • 優等生的性格で、自分の「楽しさ」よりも、先生や周囲の友達への気遣いを優先する

心理⑦いろいろと言いたいことはあるが、言ったらどうなるのかわからないから言えない

いろいろと言いたいことはあるが、言ったらどうなるのかわからないから言えない

学校(先生、クラスメイトなど)についていろいろと言いたいことはあるのだけど、言ったらどうなるのかが怖くて誰にも言えない心理です。

次のような例があります。

  • 「学校に行きたくない」「学校が嫌い」と思っているが、言うと周りから非難されそうで言えない
  • 一緒に行動する友達に不満があるが、揉めたくないので自分の気持ちをため込んでいる

「思っていることを言語化できなくて言えない」方もいますが、私が知る限り、「頭の中では言葉にはできているけれど、我慢してためこんでしまう」性格でストレスがたまり不登校になるケースの方が多いです。

心理⑧失敗して(失敗続きで)自信を喪失した

授業や部活や人間関係で失敗した(失敗が続いた)ことで、自信がなくなった心理状態です。

失敗を過剰に気にしたり恥ずかしく思ったりして、不登校になります。

客観的に見ると、「そんなの(大した)失敗じゃないよ」「確かに失敗は続いてるけど、そんなに気にすることはないよ」と思える状況でも、本人が「失敗だ」「もうダメだ」と思い込むと、学校に行きづらくなります。

心理⑨朝起きたいのに、起きられない(学校に行きたいのに、いつも具合が悪い)

朝起きたいのに、起きられない

気持ちとしては「学校に行きたい」「朝はちゃんと起きたい」と思っているのに、起きることができない、毎朝具合が悪くなる、といった状態です。

明確なストレスがある場合や、本人も気付いていないストレスのための場合もあります。

また、特に思春期の時期はそれまでと体が大きく変化するため、睡眠サイクルなどが変わり、その結果起きられない、ということもあります。

また、うつや統合失調症などの精神疾患、発達障害などが関係していることがあります。

「明確な心身の不調」については、病院に通うことをオススメします。

発達障害(アスペルガー)について詳しく知りたい方は、コラム「発達障害やアスペルガーって何?〜親御さんのための定義・対応・Q&A〜」をご覧ください。

心理⑩本当は学校に行きたいけど、行けない

矛盾するようですが、「学校に行きたいけど、行けない」という心理状態であることも珍しくありません。

より具体的には、次のような感じです。

  • 学校に行くのが普通だから、行かなくてはいけない
  • 学校に行けない自分は弱い人間、ダメな人間だ
  • みんなと同じがいい
  • でも、行けない

「学校には行くべき」という、ある種の「社会常識」に従って生きたいと思うものの、諸々の事情が重なって「でも、学校には行きたくない(行けない)」という状態です。

人の心理は必ずしも明確に割り切れるものではないため、このような矛盾する心理で苦しんでいることもあるのです。

私たちキズキ共育塾は、不登校のお子さんのための完全個別指導塾です。進路/勉強/受験/生活などについて、無料相談ができます。各種受験の合格実績多数。お気軽にご連絡ください。

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不登校の子どもの親にできる3つの対応

不登校の子どもの親にできる3つの対応

ご紹介したとおり、不登校の子どもは様々な心理を抱えてします。

お子さんが前に進むためには、この「心理」を理解することが大切です

ただし、我が子とは言え「他人」の心理は、完璧には理解することはできません。

では、親は何をすればいいのでしょうか?

親にできる重要な対応は、次の3つです

  • 不登校の子どもをありのままに受け入れる
  • 子どもが家庭で安心して過ごせるような環境をつくる
  • 第三者・専門家に相談する

親がありのままの子どもを受け入れ、焦らずゆったり見守っていると、子どもは時間とともに前に進めるようになります

「不登校の子どもが家庭を居場所にすると、そのままひきこもりになってしまうのではないか」と不安になるかもしれません。

ですが、「何もすることがない」「孤独に部屋でこもっている」という状態は意外とつらいものなのです。

親御さんが子どものありのままを受け止め、居心地のいい家庭をつくってていると、子どもは「次の一歩に進みたい」と思うようになります

また、「居心地のいい家庭」とは、「親は親で、自分の生活を楽しんでいる家庭」という意味も含みます。

子どもが不登校で苦しんでいるのに、親の自分が楽しく生活することなんてできない…と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

親が楽しく過ごすことで、子どもが「家庭での過度なプレッシャー」を感じずにすみますし、子どもに対して「楽しい大人」のロールモデルを示すこともできます

一方で、「じゃあ、安心できる家庭って、具体的にどういう家庭?」「ありのままに受け入れるって、どういうこと?」とお思いではないでしょうか。

それぞれの子どもの性格やご家庭の状況などによって、「安心」や「ありのまま」の定義は異なります。

お子さんのことを家庭だけで抱えず、不登校に詳しい第三者(専門家)に相談することで、より具体的な方法がわかります

ここでいう第三者(専門家)とは、例えば学校のスクールカウンセラー、不登校支援を行うNPO、不登校の生徒を受け入れている学習塾、メンタルクリニック、自治体の相談窓口などのことです。

インターネットで「不登校 相談」「不登校 塾」「子ども カウンセリング」などと検索するとたくさん見つかると思いますので、お子さんに合いそうなところにいくつか相談や見学を持ちかけてみましょう。

私たちキズキ共育塾は、不登校のお子さんのための完全個別指導塾です。進路/勉強/受験/生活などについて、無料相談ができます。各種受験の合格実績多数。お気軽にご連絡ください。

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親子の信頼関係が不登校解決の鍵

親子の信頼関係が不登校解決の鍵

子どもが時間をかけて悩み、ようやく前に進むための一歩を踏み出そうとするときには、親子の信頼関係が重要になってきます

不登校から一歩踏み出す子どもは不安を抱えています。

そのとき、親御さんが、安心して相談したり、不安を話したりする場になってほしいのです。

また、親御さんから新しい学校や進路を提案することもできるでしょう。

家庭が安心できる居場所であり、親がありのままの子どもを受け入れていると、信頼関係は自然と築かれていきます。

不登校になった原因にこだわりすぎない

親子の信頼関係が不登校解決の鍵

あなたは、わが子の不登校解決のためには、「不登校の理由や原因を分析すること」が重要だと考えていませんか?

実は、不登校の解決のためには「その原因の追究」は必ずしも重要ではありません

ご紹介してきた「不登校の心理」や「不登校の原因」は、本人にも特定が難しかったりうまく言葉で表現できなかったりすることが多く、また逆に心理・理由を特定できる場合でも簡単には解決できないことが多いのです。

例えば、学校の先生の言葉に傷ついて不登校になった場合のことを考えてみましょう。

その先生から謝罪があったとしても、心の傷が癒えてなければ登校を再開できないことがあります。

逆に、先生からの謝罪がないままでも、その先生が異動したり、お子さんが転校したりして登校を再開することが可能になることは珍しくありません。

原因の追究はある程度にとどめておいて、「次の一歩に向けて、前向きになる」ことを意識してほしいなと思います。

そうすれば、自然と子どもの心理が変わっていくことも多いのです。

ただし、精神疾患や発達障害が関連しそうな場合は、「原因」を放置せず、病院や専門機関の支援を求めましょう。

また、「そうは言っても、不登校のよくある原因・きっかけや解決策を知りたい」という方は、次のコラムをご覧ください。

私たちキズキ共育塾は、不登校のお子さんのための完全個別指導塾です。進路/勉強/受験/生活などについて、無料相談ができます。各種受験の合格実績多数。お気軽にご連絡ください。

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学校復帰以外にも選択肢はあります

学校復帰以外にも選択肢はあります

不登校の解決とは、「今の学校への登校再開」とは限りません。

転校や高卒認定の取得など、「不登校から前に進む」ための選択肢は多いことを知っていただければと思います

転校先も、(高校生の場合は)全日制高校だけでなく、通信制高校や定時制高校もあります。

また、学校以外にも、習い事や趣味の団体を通じて人間関係を構築し、前向きになって行く場合もよくあります。

ただ、転校にしても習い事にしても、子どもだけの力で学校や団体を探したり転校・入会したり通ったりすることは、簡単ではありません。

親子でよく話し合える関係を作り、どのような進路がいいのかしっかり相談しましょう。

まとめ

まとめ

不登校の子どもは、様々な心理を抱えてします。

様々な心理を抱えるお子さんに対して、親御さんには、次の3つを意識していただければと思います。

  • 子どもが安心して過ごせる家庭づくり
  • 子どもをありのままに受け入れる
  • 家庭だけで悩まず、第三者(専門家)を頼る

お子さんが、不登校の次の一歩へ進めるよう、心から祈っています。

さて、私たちキズキ共育塾では、多くの不登校の生徒さんを支援しています。

生徒さんは、穏やかな講師と一対一で会話をしながら、高認や大学受験に向けての勉強を行っています。

お子さんの不登校でお悩みでしたら、ぜひ一度無料相談・見学をご利用ください。

保護者様のみのご相談も受け付けております。

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/Q&Aよくある質問

不登校の子どもの心理を知りたいです。

一般論として、次のような心理のお子さんが多いようです。
  1. 学校の全部が嫌なわけではなく、一部が嫌だ
  2. 一人ぼっちはいやだけど、集団の中でどう振る舞えばいいのかわからない
  3. 勉強はしたいけれど学校ではしたくない
  4. クラスメイトと仲よくしたいけれど話題が合わない
  5. 特定の先生を苦手に思ううちに、他の先生や学校そのものも苦手になった
  6. 周りに合わせることに疲れてしまった
  7. いろいろと言いたいことはあるが、言ったらどうなるのかわからないから言えない
  8. 失敗して(失敗続きで)自信を喪失した
  9. 朝起きたいのに、起きられない(学校に行きたいのに、いつも具合が悪い)
  10. 本当は学校に行きたいけど、行けない
詳細はこちらをご覧ください。

不登校の子どもに、親はどんな対応をするべきでしょうか。

一般論として、次のような対応が大切です。
  1. 不登校の子どもをありのままに受け入れる
  2. 子どもが家庭で安心して過ごせるような環境をつくる
  3. 第三者・専門家に相談する
詳細はこちらをご覧ください。
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